アゼアス 化学物質ばく露リスクに対する適切な個人用保護具の選定
更新日:2024/02/26
メーカー:アゼアス株式会社
キャンペーン紹介
ケミカルデータベースを用いた適切な保護具の選定を
労働安全衛生法の改正により、これまでリスクアセスメントの実施が義務付けられていたSDS交付義務対象物質(674物質)に加え、2024年4月1日からは、国によるGHS分類で危険性・有害性が確認されたすべての物質がリスクアセスメント対象物質に順次追加されます。
リスクアセスメントの結果、保護具の使用が必要と判断された場合には、化学物質の「浸透」や「透過」から身体を守る有効な保護具の選択や使用状況等の管理をすることが求められます。
化学物質の「浸透」を防いでいても、目に見えないところで「透過」し、化学物質にばく露する可能性があります。個人用保護具を選定する際は、使用する化学物質に対する耐透過性能があるかご確認ください。
「防護服の知恵.com」では、化学物質のCAS番号や名称等の情報から、化学防護服だけでなく手袋・長靴等の化学物質に対する耐透過性能を検索できます。
「防護服の知恵.com」:https://www.b-chie.com/
化学物質のばく露に起因する労働災害が発生しています
「特定化学物質障害予防規則」等の規制対象以外の物質による労働災害が約8割を占めています。(H30年)
【化学物質の浸透】
衣服の素材の小さな隙間から液体や固体の化学物質が非分子レベルで通過してしまう現象。
【化学物質の透過】
化学物質が分子レベルの状態で、衣服を通過してしまう現象。衣服の素材に劣化等の変化が見られない場合でも「浸透」は起こります。
化学物質の「浸透」と「透過」とは
個人用保護具の選び方 ~①化学物質の特性に合わせて~
【化学物質の確認】
SDSにより対象となる化学物質の性状、危険有害性などを確認します。
【粉じんからの防護】
粉じん防護性能を持つ密閉構造の続服を選定します。
【液体・気体からの防護】
化学物質に対し耐透過性能がある個人用保護具を選定します。「ケミカルデータベース」をご活用いただけます。
個人用保護具の選び方 ~②作業内容に合わせて~
【全身防護】
全身にばく露する可能性がある場合には、耐透過性能を持つ密閉構造の続服型の化学防護服を着用します。
【部分防護】
安全装置内での作業等、被液する部位が限定的な場合は、耐透過性能を持つ部分化学防護服の使用も可能です。
【養生】
化学防護服と呼吸用保護具等の隙間からの漏れ込みを防ぐため、接合部を養生することで防護性能を高めます。