ローラーコンベヤ特集 ローラーコンベヤの種類、特長、選び方をご紹介!
更新日:2022/12/10
メーカー:トラスコ中山株式会社
キャンペーン紹介
ローラーコンベヤの種類
材質の種類
材質 | 特長 | 材質 | 特長 |
---|---|---|---|
スチール | スタンダードで安価です。サイズバリエーションも多くあり、丈夫です。 | アルミ | 他のローラーコンベヤに比べ自重が軽いため、持ち運びがしやすく、運送業などに最適です。 |
ステンレス | 水産業など水を扱う所やクリーン度を必要とする場所に最適です。 | 樹脂 | アルミローラーコンベヤより自重は軽くサビにも強いです。搬送物に傷をつけたくない場合に最適です。 |
ローラーコンベヤのタイプ
タイプ | 特長 | タイプ | 特長 |
---|---|---|---|
ストレート
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ローラーコンベヤの脱着が簡単にできる落とし込みローラーもあります。 |
乗り継ぎ ![]() |
分岐や合流に使用する装置です。 |
タイプ | 特長 | タイプ | 特長 |
カーブ ![]() |
カーブコンベヤのローラーには、テーパーローラーを使用すると搬送物をスムーズに流すことができます。 |
ハネ上げ ![]() |
通路の確保や反対側との人の行き来がスムーズにできます。 |
ローラー幅の選定
搬送物の外形寸法に合わせて、ローラー幅を選定します。
1.一般的にカーブがないストレートのみの時は、搬送物底面の幅+50mm以上のローラー幅が最適です。
2.パレットを使用する場合や準ずる時は、搬送物の底面幅以下のローラー幅でも、フレームに搬送物が接触しなければ、さしつかえありません。
3.搬送物の流れ方向を確認してください。同じ搬送物でも長さ方向と幅方向で流す場合ではローラー幅が異なります。ライン構成するときは、特に作業性から搬送物の流れ方向を変える場合もあります。必ず簡単な略図で搬送方向を矢印で明示してください。


ローラーピッチと脚支持ピッチの選定
1.ローラーピッチは、搬送物の底面長さと質量から決まります。搬送物を常時4本(3ピッチ)以上で受けるピッチにします。また1本にかかる強度が許容負荷以下になるようにします。

推奨するローラーピッチ
P≦L/4
常時ローラー4本(3ピッチ分)で搬送物を受けることにより、スムーズな搬送が約束されます。
2.脚支持ピッチは、コンベヤにかかる積載負荷から選定します。搬送物質量をm当たりに換算し許容負荷以下になるようにします。(90°カーブは、必ず3ヶ所で支持してください。)

通常3本以上で受けるピッチ
P≦L/3
搬送物が動くと接続するローラーは3本、4本、3本…となります。経済性を考えますと、一般的にこちらの計算でピッチを決めます。
※コンベヤ接続部にも、脚は取り付けられます。

機長の選定
1.アルミ製、樹脂製などポータブル用として使用する場合は、取り扱いやすい長さとコンベヤ製品質量(kg=自重)から決めます。
- 2.機種によって標準機長が多少異なりますが、一般的にカーブ部を除いて、
- 標準最大機長(m)/ライン長さ(m)=必要台数
- で計算し、端数を乱尺機長コンベヤとします。
- 例:ライン長さ10m…3m/10m=3m機長が3台(または2台とし、残り4m長さ)
- 残り長さ分=1m機長が1台(または2m機長が2台)
- 例:ライン長さ12.5m…3m/12.5m=3m機長が4台(または3台とし、残り3.5m長さ)
- 残り長さ分=0.5mが1台(または2m1台と1.5mを1台)

自走勾配の選定
ローラーコンベヤで最も重要なことは、自走勾配の決め方です。自走勾配の選定を誤ると、搬送物が自走しなかったり、暴走したりして、生産や作業に悪影響をおよぼすことになります。
1.自走勾配は、搬送物の底面の状態・材質・質量などによって変わります。
2.右表は一般的な自走勾配ですので、設定後勾配の変更が難しい場合や搬送物の底面が特異なときは、メーカーへご相談ください。テストをした上で自走勾配を選定することをおすすめします。

商品検索結果が下記のように表示されます。
